我家の桜はまだ蕾2008/04/02 10:47

我家の桜(Foto:Mie MIki)
日本はすでにお花見が終わった頃でしょうか。
我家の桜はご覧のようにまだこんな感じです。
ラントグラーフは北緯でくらべると
カムチャッカ半島の南端あたりですから
東京よりはやはりずっと寒いようです。

さて、
2月11日の大火事で焼けたフォルクワング音大の東棟は
これから一年半ほどの大工事&修理となりました。
というわけでアコーディオン科はお引越し。
元教育大学だった建物が新レッスン場所となりました。

昨日学生たちと初めてここを訪れましたが
これからいろいろな準備が大変そうです・・・
こういうとき何もかもスムーズにはいかない
というか、一歩前進するのに数日かかるのが
この大学の大難点です。

落ち着いて授業が再開できるのは
まだ程遠いことを痛感する4月のスタートでした。

恩人2008/04/03 07:16

火事の恩人(Foto:Mie Miki)
2月11日の火事後はじめて元教室O06を訪れました。
天井には何箇所も乾燥用のホースが設置されていました。

この写真の人は
火事の真っ只中、暗闇のなかを建物に入り
生徒の楽器を救い出してくれた恩人です。
名前はPeter Piotrowskiさんといいます。
尚、これは勇気と愛情なくして
出来る行為ではありませんでした。
私はこの人に一生感謝いたします!

今日も探し物作業でお世話になりました。

弾き初め2008/04/03 07:31

授業スタート(Foto:Mie Miki)
今日の午後4時
新教室で授業を開始しました。
弾き初めは松原智美ちゃんのバッハ平均律。

尚、現在この部屋はご覧のとおり殺風景ですが
ここにバッハの平均律が流れた瞬間
私はなぜか喜びで胸が震えました。

今のところここには見事なほど何もありませんが
それがゆえにかえって開放的な場所でもあります。

何もない空間はアコーディオン音楽で蘇るような気がします。
まだまだいろいろと大変ですが
今日のレッスンで勇気と希望をもらいました。

がんばりま~す!

映画の勉強2008/04/05 07:26

a stravinsky portrait
デュッセルドルフ大学で教鞭をとる
マンフレード・ヴァッフェンダー教授による
「Musik im Bild」(映像の中の音楽)が
昨日から始まりました。
http://www.waffender.de/
これは大学の講義ですから学生しか参加しませんが
夫がヴァッフェンダー氏と知り合いなのでお願いして
アコーディオン科学生と私の参加が許され
昨日は久しぶり学生気分を味わってきました。
あぁ、いいですね、学生は!

尚、この講義は7月4日まで毎週金曜日に行われ
年代順でトータル12の映画が紹介されます。

昨日はリチャード・リーコック作
『A Stravinsky Portrait,1966』でした。
リーコックはダイレクト・シネマの先駆者。
それは一台のカメラと一本のマイクによる
編集なしの映画ということで
ちょっとプライベート録画のような雰囲気もあり。

自分にとってすごーく面白かったのは
ストラヴィンスキーの顔が常に大写しなので
目、鼻、口、指などの動きが繊密に観察できたこと。

それから若~いブレーズが師匠にむかって
そのスコアにおけるプリント・ミスを指摘し
「これは誰も気づかなかった。
出版社もご本人も。
自分だけが気がついた。
なぜなら・・・・」と
上機嫌で喋りまくるシーン。

2時間の予定でしたがディスカッションもあったので
結局2時間半かかりましたが
それは次回が待ち遠しくなるほど面白い
しかも分かりやすい素晴らしい講義でした。

リチャード・リーコック
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF

シンデレラ2008/04/06 23:12

オペラ「シンデレラ」(Foto:Mie Miki)
今日はオペラ『シンデレラ』を観てきました。
音楽はロッシーニですが今回は子供のために
Jean-Pierre Ponnelleが書き換えたものでした。

尚、シンデレラを歌ったIryna Vakula嬢は
夫の室内楽/ピアノ科の生徒ウムニツキー君の奥さん。
本当に可愛いシンデレラでした。
そして聴衆の80%は子供という
なんとも楽しいイベントでした!

ところで、とおーい昔、まだ3,4歳だった頃
『シンデレア』は私が一番好きな「おやすみメルヘン」でした。
母は「シンデレラ」の絵本を何百回も読まされたそうです。
でもあまりにその強制朗読が連続すると母も眠くなって、
ときには所々を端折ることもあったそうです。
すると、せりふを暗記していた私は寝るどころか
「そこはちがう、ちがう!」と怒って正しいテキストを読み上げ、
「そこは、こういうふうに書いてあるでしょ?」
なんて念を押したそうです。
そんなときは、絵本『シンデレラ』を娘に与えたことを
後悔していたかもしれません・・・

どうしているかニャ~2008/04/09 23:21

愛しのカーター(Foto:Mie Miki)
先週ラントグラーフに戻ったとき
カーター君は顔中傷だらけでした。
どこかで派手な喧嘩をしてきたのでしょうが
私が気になったのは
抱っこがだ~い好きなカーター君なのに
抱っこをすると、どこかが痛いらしく
「ギャ~!」とすごい声を出して飛び降りちゃうのです。

そのうちだんだん元気がなくなってきて
よく見ると尻尾の付け根がどうもおかしいのです。
それは腫れているような、歪んでいるような、
かなりイビツな感じ。

幸い本宅の飼主夫婦と偶然会えたので
(この家も留守が多い)
そのことを詳しく話して
カーター君を手渡すことができました。

それから3日が経ちます。
カーター君は大丈夫だろうか・・・

映画の勉強 22008/04/11 23:50

Leonard Bernstein
金曜日午後2時からの『映画の勉強』を再び聴講。
この日のテーマは
Christopher Swann - The Making of West Side Story,1984

尚、この映画は自宅のテレビで何度かみましたが
大きなスクリーンで見るとやはりその迫力が違います。
これはドイチュグラモフォンによるレコーディングのドキュメントで
まずは録音前のリハーサル、
そして録音場面をかなり近くから録画したものでした。

それにしてもここまで現場の緊張感をリアルに伝え
さらに天才バーンスタインを記録に残すというのは
ものすごいことだと思いました。
「映画」だからこそ、ここまでズームを近づけて
その生々しい現場を体験することが出来るのです。

そしてバーンスタインが50年前に作曲した
「ウェスト・サイド・ストーリー」という音楽作品も
この日はズーム200%で迫ってきました。

鑑賞後のディスカッションにうつるとき
ヴァッフェンダー教授自らが
「ここに言うべき言葉があるだろうか」とコメントされ
私たちは深い感動の余韻のなか教室を後にしました。

聴講のあとは2008/04/11 23:56

智子・智美・珠里(Foto:アネゴ猿)
この日の「映画の勉強」には
ウェルデン村のお猿さんが全員参加していました。
終わったのは午後4時過ぎでしたが
若い猿たちが空腹を訴えはじめたので
街中の弁当屋に立ち寄り腹ごしらえさせました。

尚、「幕の内弁当」を実に美味しそうに
黙々と食べる3人を横で見ながら
これって録画できそう・・・と確信した私。
だって「ちょっとこっちを見て頂戴!」と言うまで
カメラにも全く無関心の3人(匹)でしたから(笑)。

写真:左から
ガス猿・穴猿・山猿

健康回復のご報告2008/04/13 23:23

健康な昼寝姿(Foto:Mie MIki)
昨日の夕方ラントグラーフに戻ってきました。
カーター君のことが気になっていたので
自宅が近くなるにつれて夫も私も路上を慎重に見つめ
最後の坂をのぼって車を降りたときはかなりドキドキ。
すると遠くから「ニャー」って聞こえてきたみたい。
でも気のせいかなっと思った、ちょうどその時
坂の下からカーター君が一生懸命に走ってきました!
思わず歓声ををあげる私たちに
カーター君は頗る元気な姿を見せてくれました。

抱っこするのはちょっと怖くて
撫で撫でしながら尻尾のあたりを見ると
4cmくらい毛が剃られてあって
そこに1,5cmくらいの傷口がありましたが
腫れは完全にひいていて
傷口もすでに治りかけていました。
よかった、よかった!!

魔女の一撃2008/04/18 22:46

「ぎっくり腰」花になりたい・・・(Foto:Mie Miki)
カーター君が回復したと思ったら
今度は夫が『ぎっくり腰』で完全ダウン。
デュッセルドルフのアパートからの電話で駆けつけたら
なんとカーペット上に横たわって唸っていました。
その光景は壮絶でこっちまでぎっくり腰になりそうでした。

それから救急医師(Notarzt)というのを頼んだら
フィットネス・センターで筋トレ・アドヴァイスをしているような
イケメンの男の子が聴診器を持って訪れたので
「これは期待できないなぁ~」との危惧どおり
ほんとうに何もしてくれないで
2錠の痛み止めの薬だけを置いて
しかし15分くらい書類を書き込んで
可愛い笑顔を残して、帰っていきました。
がっかり・・・

尚、この日は日本から尾高忠明氏がいらして
相愛音楽大学オーケストラとラフマニノフ#2を共演する
夫の生徒Yookyoung Suck嬢とのリハーサルでした。
尚、夫はそこへも、もちろん参加できなかったので
私が代わりに参上してご挨拶とお茶サービスをしてきました。

ここでちょっと可笑しかったのは
カーター君の怪我部分と
夫の激痛震源地がほぼ同じ場所ということです。

ところで
ドイツ語では「ぎっくり腰」のことを
「Hexenschuss」=「魔女の一撃」といいます。
カーター君もシェンクも魔女に一撃されたのでしょうか。